最近、サウナ流行ってますよね。
一昔前まではサウナ=おじさんのイメージが強かったですが、ここ最近は若年層のサウナーが増えている印象です。
※サウナー=日常的にサウナにいく人
幻冬舎の箕輪さんやマコなり社長もサウナをめちゃくちゃ推奨されてて、ビジネスエリート界隈で特に盛り上がってる気がします。
私自身は藤森慎吾さんがサウナの良さについて熱く語っていたのをキッカケにやってみたところ見事ハマってしまいました。
体験してみてわかったのですが、いろいろメリットが多すぎて、いまや週3でサウナに通っています。
そんな私が思うのは、サウナは全ビジネスマンがやるべき最強のヘルスケア術であり、絶対に取り入れるべき習慣だということです。
なぜかというと、ただ気持ちいいとか健康にいいだけじゃなくて、圧倒的に脳のパフォーマンスが上がるからです。
以前の記事でもサウナには触れているんですが、今回はそのメカニズムについて深堀りして解説したいと思います。
また、今回は実体験以外にも下記の本を参考にしています。
もっと詳しく知りたい人はぜひ読んでみてください。
【参考文献】
医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?
サウナに入ると体に何が起こるのか
まずサウナの定義についてですが、我々サウナーがいうサウナとはサウナ室だけを指しているのではありません。
サウナ→水風呂→外気浴
この1セットをサウナと呼びます。
では、この1セットで体はどんな状況になっているのかというと、まず超高温によって体を危機的状況にさらすことで戦闘モードにします。
普通に考えたら100℃近い環境は生命の危機を感じるレベルなので、体が勝手に戦闘モードになります。
この戦闘態モードというのが、交感神経が優位になっている状態です。
交感神経、副交感神経というのを聞いたことがあると思いますが、自律神経のことです。
交感神経=緊張状態、副交感神経=リラックス状態
この2つのバランスを整えることで体をベストな状態へもっていくことができます。
次に水風呂による超低温で交感神経をさらに刺激します。
超高温からの超低温で、体はもう危険モードになるわけです。
そして最後の外気浴なんですが、ここで副交換神経にバチッと切り替わります。
危機的状況から脱却した反動で、ものすごいリラックス状態になります。
このようにサウナと水風呂で交感神経を刺激し、その反動を使って強制的に副交感神経を優位にしているのです。
サウナがもたらす効果
サウナで得られるメリットはたくさんあります。
シンプルに気持ちいい
サウナにハマる最大の理由がこれです。シンプルに気持ちいいんです。
それはお酒やタバコより何倍も気持ちいいですし、依存性もありません。
なぜ気持ちいいのかというと、サウナ→水風呂によって交感神経優位になり、脳内ではアドレナリンやエンドルフィンが分泌されます。
これらによって頭が冴えている状態になります。
その後、外気浴で副交感神経優位で切り替わりますが、脳内にはアドレナリンやエンドルフィンがまだ残っていて、体はリラックスしてるのに頭は冴えているという、最高に気持ちいい状態になります。
これがいわゆる、ととのう、というやつです。
副交感神経に切り替わってからもアドレナリンやエンドルフィンが脳内に残っているのは3分程度なので、 水風呂のあとはできるだけ早く外気浴したほうがいいです。
脳疲労が取れる
脳は常に活動していて、休む暇がありません。
私たちはいつも考え事していて「無」の境地にはなかなか辿り着けませんよね。
睡眠で毎日リフレッシュできていればいいですが、そうじゃないとどんどん疲労が溜まってしまいます。
危機的状況2連発によって、脳を強制的に活動停止させ、無理やり休ませることができます。
また、サウナで体全体の血流がよくなりますが、水風呂で皮膚表面の細かい血管だけが収縮します。
そうすると、体の中心にある太い血管の血流が劇的に上がります。
この血管が脳までつながっているので、脳に溜まっている老廃物が一掃することができます。
このサウナと水風呂で強制的に休ませ、血流UPで脳の老廃物を押し出すことで、脳疲労が取れるのです。
頭がよくなる
サウナによって、α波とβ波という脳波が正常に整います。
α波とは記憶力や集中力を向上させる働きがあり、β波はアイデアや閃きに大きく影響があると言われています。
この2つの脳波が正常に整うことで、難しい問題の解決だったり作業効率や生産性が上がり、アイデアが閃きやすくなる効果があるため、それがつまり頭が良くなる、ということです。
メンタルが安定する
サウナによって交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがスムーズになり、自律神経のバランスが整います。
自律神経が整うと感情的にならなくなります。
つまり、メンタルが安定します。
ちなみにサウナ後に怒ったり、イライラしている人はいませんw
睡眠の質向上
これも自律神経が整うことの副次的効果になりますが、睡眠の質が上がって疲れにくくなります。
そもそもサウナは体への負担が大きくて、疲れている状態になるので入眠もスムーズです。
睡眠の質を左右するのは、最初のノンレム睡眠=90分なので、入眠がスムーズということは、質の向上に直結します。
肌がきれいになる
体の内側と外側の両面で美容に効果があります。
内側でいうと、血流が上がって体中の老廃物を一掃して細胞も修復されるので、肌がキレイになります。
さらに外側では、肌を高熱にさらすとヒートショックプロテイン(HSP)というタンパク質が増えます。
このHSPは元々もっている自然治癒力や免疫力を高めてくれる効果があり、紫外線などのダメージにも有効で、肌荒れやシミ・シワにも効果があります。
たしかにサウナーは肌がキレイな人が多いですね。
痩せやすくなる
シンプルにたくさん汗をかくので代謝がUPします。
代謝が上がると脂肪が燃焼しやすくなります。
脂肪燃焼効率が上がるので、普段の生活でも痩せやすくなるということです。
サウナの正しい入り方
気持ちいいことが大前提です。つらいと感じてしまうと続きません。
その上でだいたいの目安時間ですが、
サウナ(10分)→水風呂(1分)→外気浴(10分)という感じです。
※移動はなるべく短くしてください
サウナ
ここで無理するのが一番危険なので気をつけてほしいのですが、心拍数が2倍になったら出るのが目安です。それがざっくり10分。
背中の真ん中が熱くなる感覚ですかね。
ちなみに体全体で温度のムラをなくしたほうがいいので、サウナではあぐらや体育座りすることをオススメします。
水風呂
これはちょっと難しいんですが、気道がスースーし始めたタイミングがいいかなと思います。
オリラジ藤森さんは足の指先がピンっときたらと言ってましたが、その感覚はわかりませんでしたw
あと、水風呂の温度はだいたい16-17℃くらいで設定されていますが、たまにとんでもなく冷たい温度設定のところもあるので気をつけてください。
まぁそういうところだと1分といわず、数十秒で限界だと思いますが。
個人的には冷たすぎると体の表面だけで内側までしっかり冷やすことができないので、17℃くらいで1分かけて冷ますのがちょうどいいです。
外気浴
場所にもよりますが可能であれば、なるべく外で、なるべく横になるのがいいです。
とにかく何も考えず、ととのう感覚を味わってください。
ちなみにサウナ→水風呂→外気浴を1セットとして、3-4セットやるといいとされていますが、最もととのいやすいのが1回目です。
脳も2回目以降は気持ちよさに慣れてきます。
なので1回目のサウナと水風呂は意識的に少し長めに入るといいです。
(繰り返しますが、無理のない範囲で)
まとめ
今回はビジネスエリートがハマるサウナについて深堀りしました。
サウナのメリットはたくさんありますが、やはり一番は脳のパフォーマンスが向上する点だと思います。
定期的に入ることで脳のパフォーマンスを維持できるので、最低でも週1回は入ることを心掛けてみてください。
また、どこのサウナがいいのか、というのも気になると思います。
ととのうにはサウナと水風呂の温度差が大事なので、それぞれの温度設定と外の休憩場所があるかどうかは気にしますが、それ以外どこでもOKです。
また施設のスペックも当然ありますが、定期的にいくことを考えると住んでる地域や職場の近くなどで探すといいと思います。
サウナ専門ポータルサイトもあるので、ぜひチェックしてみてください。
【参考文献】
医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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